新しくてどこかなつかしい
スカートとワンピースの装い。
異なる歴史を経てきた古着が、自分との縁とフィーリングだけで今ここに集まった。全て古着のコーディネートの向こうに見え隠れする“誰かの生き方”も私たちを魅了するのだ。
カーディガン(used)¥12,100/ARCHWAY(アーチウェイ)、Tシャツ(used)¥7,150/SAMAKI(サマキ)、アームウォーマー¥7,590/nest Robe(ネストローブ)、イヤカフ¥18,150/Beatriz Paracios(メイデンズ ショップ ウィメン)、その他/スタイリスト私物
カーディガンとデニムスカートの何気ないコーディネートに、甘美なスパイスを効かせるよろこびを知っている。それはもう装いだけの話ではなく、所作や意識にまで及ぶ。
カーディガン(used)¥8,800/ARCHWAY(アーチウェイ)、キャミソール¥14,300/WANDERUNG(ワンデルング)、ネックレス¥16,500/SISI JOIA(メイデンズ ショップ ウィメン)、シューズ¥53,900/SANDERS(サンダース)、その他/スタイリスト私物
華奢なヒールサンダルにタイツを合わせる、冬ならではのアンバランス感。どこか野暮ったいような、幼さを秘めているような、その女性像にきっと安心している。
ニットベスト¥28,600/BATONER(バトナー)、ブラウス(used)¥11,000/SAMAKI(サマキ)、スカート(used)¥8,800/ARCHWAY(アーチウェイ)、その他/スタイリスト私物
流行を追うことからも、定番を集めることからも自由になって、本来の自分になっていくことに心躍ることになるなんて。たくさん服を着て、脱いできたから得たセンス、心の奥にあるずっと変わらない好み、刻一刻と変化していく“はだかんぼう”の自分、そのすべてが愛おしい宝物なのである。それに気づいたときから、いつでもスタイルは完成形。また、いつまでたっても未完成ともいえる。