夏の思い出とともに、断片的に心に浮かぶシーン。彼女の重ねてきた年月が、魅力を何層にもして、私の心に迫る。その隙間にある大人の色っぽさ。
ヘルシーな色っぽさというものは、性別を問わず、意図しない仕草や装い、内面から薫り立つ。今年の夏に、どきっと心揺さぶられる女性がいた。
絶妙なサイズ感のデニムをはいている彼女。オーダーメイドしたようにジャストサイズのデニムをやわらかな雰囲気ではきこなす後ろ姿にうっとり見とれた。
アクセサリー使いが上手な彼女。その人の肌になじむ色と素材のものを、ほんとうにさりげなくつけていた。音は聞こえないのに、きっとマンガなら「サラッ」と擬音の文字が描かれそうに耳元や鎖骨の上で揺れるとき、彼女のやさしい動きがスローモーションに見えた。
タンクトップ¥8,800/YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE(グーニー PR )、デニムパンツ¥33,000/JöICEADDED(ジョイスアディッド )、ビーズネックレス¥16,500/OTA、ハートシルバーネックレス¥29,700/Le chic Radical(ともにメイデンズ ショップ ウィメン )、イヤリング各11,000/atelier ST, CAT(アトリエ エスティーキャット)