初夏、仲間と小さな場所を借りました。
去年の11月、友人とカレーを食べているときに誘われたのがきっかけ。仲間3人で事務所を借りることにしました。私と同業者ではなく、みんな別々の仕事をしている3人です。ネットの賃貸情報や、歩いているときに見つけた「貸物件」の看板、友人からの素敵な事務所の退去情報などを見ながら、物件の内見を何度も何度も重ね、途中で思わぬトラブルもあったりなんかして、ようやくたどり着いたのがこの部屋でした。
内見の日は土砂降りだったけれど、借景のグリーンが見えて、室内の清潔な内装が清々しくて、部屋に入った瞬間に「気持ちいい!好き!」と思った。
東京に来て10回以上引越しをしてきた。いつも内見で部屋に入った瞬間のインスピレーションを大切にしていて、それは今でも間違いないと思っている。
立ち合いの不動産屋さんとのコミュニケーションがやさしくて、物件に愛情を持っていらっしゃるように感じられたのもよかった。場所もなじみのあるエリアだし、家賃も想定していたちょうどの金額。不動産屋さんと別れてすぐに、3人で「ここに決めよう!」となりました。
住む部屋以外に自分たちで物件を借りるのは初めて。今は家具や家電を少しずつそろえていくのが楽しくてしょうがないので、完成していくまで日記をつけようと思います。
LEMON AND MAGAZINE編集部としてこの部屋で編集作業や執筆、打ち合わせをする以外は何のプランもなく始まりましたが、これから読者の方に来ていただけるような日を作ったり、イベントやワークショップをしたり、なにか経験したことのないことをしてみたいと思っています。